2015年5月30日土曜日

生まれた国で

私の分身ちゃん、
保井智貴さんの彫刻「空から」が
今日と明日、KAATに飾られます。

http://www.kaat.jp/d/tm

実は、これを終えたら日本でお披露目するのはたぶんもうありません。
海外へ旅立ちます。

生まれた国での佇まい
ぜひ見てあげて下さい

私も見届けに行こうかな


2015年5月16日土曜日

吉原を出て

吉原での日々が終わりました。
お越し下さったみなさま、遊んで下さってありがとうございました。◯


私の吉原での第一の時代の一区切りになりました。

大門をくぐり歩いている時に、感情がこみ上げてきて
一人泣きながら歩きました。

それまでのあの場所での濃密な体験
濃密な関係 熱いくらいの温度と距離

そこから離れる
うれしさとやっとという気持ちと
でも雲が流れるように心にかかってくる寂しさ

吉原を出て行くことが出来た遊女達は
こんな気持ちだったんだろうか

1年目に弁財天で奉納の舞をさせていただいて
それから続いた3年間、私は遊女をやっていました、無意識に。
あの場所の花であった女性達の気持ちを体験することも
使命だったんだと思います
それがあの場所の浄化になってくれていたらと願います


『Play』で線で書いた吉原の中で沢山のお客様と遊んで(外見世にでていた下っ端)
『屋上遊園』予約制にして(グループ参加は同時に3人まで)でひっきりなしにお客様と遊び(昇格した遊女)
『空言遊楼』で予約制完全1:1で少人数のお客さんと遊んで(太夫までいけてたらいいけど)



『空言遊楼』の会場になってた部屋は料亭金村の
”紫の間”で
吉原最後の花魁の名前は”紫太夫”(花紫さん)


(ワッショイということで神輿みたいな櫓をつくったのですが
日本最初の神輿も紫色だったそうで)


偶然にしても、吉原での物語がこんなに美しく終わるとは。
今年の芸術祭の運営スタッフの素晴らしいこと。
ボランティアさんの愛情の大きなこと。
その全てが美しかった。

みんなみんなありがとう。

まだまだ感情がまとまらないけれど。。
作品についてはまたHPにまとめますね。

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あの場所からでて
現実にもどったら、ゲ・ン・ジ・ツ

ああこの世の中に生きていたのだったと
仕事に追われる毎日です
遊女達だって毎日休み無く働いていたものね
きっとその体験の続き
フィクションとノンフィクションはいつまでも重なり合ってく


いつからか常に頭の中に作品やWSや企画等
案件が7,8,9,10,,,,てんこもり!!
で、追われてるかんじだけど


魂のようにおわらないものなんだと最近思って。

しごとってそうだと思う
天命に沿って仕事していればそうなると思う
だからほんとありがたいこと
感謝します

そんな日々、
気力だけで歩きながら
あの名曲に載せて替え歌をつくってました 


日曜日はクリエイターで(MV打ち合わせ)
月曜日はパン屋からの詩人(稀バイトからのもろもろ依頼品制作)
火曜日は芸術家と先生(アトリエで作品制作〜学童の先生〜アトリエに戻って振付け作業)
水曜日はダンサーになって(身体訓練と治療〜制作)
木曜日は振付家だよ(スタジオ撮影とWSの構成創作)
金曜日は講師と事務で(保育園ダンスWS〜学童先生〜佳永事務所作業)
土曜日は作家に戻る (群馬へ下見へ)

てゅらてゅらてゅらてゅらてゅらてゅらら〜♪

肩書きなんですか?とか
トウヤマさんって普段なにやってるんですか?
聞かれるし
アーティストプロフィールにも書かないといけないときも多いんだけど

今度、肩書き聞かれたら
これ歌おうかな。笑

肩書きって苦手
この世の中にいきてると
なにかにはめられたり分かりやすさを求められたり
一言にしなきゃいけなかったり

形にはめられないといやがられたりする社会にいて
わたしはそんな社会や考え方苦手だったりします。

でも形にはめないと、線を引かないと繋がりも感じられなくて
だからこの身体の中にいて地球にいる

遊び女(め)ってもともと踊り子や芸能に携わる人のこと
だったら私もそうなんだろう
人はいろんな顔をもっていて
その顔はバラバラなようできっとどこかで集約されてく
今一言で表すとしたら芸術家?
いや、東山佳永か
名前ってすごいな


遊女達は身体や頭脳を駆使し働き
それが各土地の文化や流行になって
憧れになったりしていた

今でもあの場所で働く女性は
職業としてきちんと認められて
生業として敬われている

すごいなあ


不器用なこんな生き方も
いつか理解してもらえる日がくるかな

2015年5月4日月曜日

芸術ワッショイ!

今日から吉原芸術大サービス、始まりました。
私はすばらしき建築の中で空間と時間をつくってます。

中江という美味すぎる馬肉料理屋さんの別館の金村の”紫”の間にて。

『空言遊楼』というタイトルです
この作品の詩を書いたので、ここに載せておきます。◯


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『空言遊楼』

偽りの恋の売買

心も身体も駆使し
駆け引きを繰り返し
想いを馳せ
時には騙し
生きていく

馬が合うとしても
嘘か真か見極めなければ

駈け落ちする夢を見
馴染みを待った
終着駅になれるかもしれない

もうすぐあなたと馬車にのって

ここから出られるかもしれない
//////////

馬肉料理屋さんなので、馬へんを多用して。

さて作品体験ご希望の方は、
予約制なので、インフォメーションで予約してくださいね
二人きりで、一緒に遊びます

年々、着実に芸術祭として育っているのを実感しています
私も弁財天の除幕式から毎年参加してもう4年目
芸術祭になってから3回目
来年やるかやらないかも今年の作品で懸けています

来年出品しないかもしれないし
ぜひいらしていただきたいので、
芸術祭になって、一回目の吉原芸術大サービスー線の上で踊るー
で展示して映像を限定公開。

『Play』という作品がメインでしたが、こっそりこんな映像もつくって
展示していたのでした!

『Line dance』
http://youtu.be/KugUX9DweUs


大サービスは、明日、明後日も開催しています。
http://yoshiwaraart.iiyudana.net/
東京にいらっしゃる方はぜひ!

2015年5月1日金曜日

遊びの必要性

とーーーーーんとブログを更新できず
すっかり新緑の季節!!

展示の延長が終わって片付けをして
オーダーの作品の制作をしながら
年度末の色々に追われ
新年度の色々に追われ
ながら今年度の秋まで続く案件ズの打ち合わせや下見に方々へ
プランを練り練りの日々

あんなに展示で絞り出したのに休まなかったせいか
また四六時中絞り出し続けたせいか
身近な問題も大きくあったせいか
ついに心が限界がきてしまって


一人旅へ
リュック一つ背負って
飛行機に乗って バスに揺られ
大自然の中へ
神々の里へ


心底必要だったあの旅
靄が晴れるような感じ
やっぱり私は旅人なんだな
定まれない
旅するのは詩を書くのと似ていて
私にとっては息をすることみたい
だから色んな仕事で色んな場所にいって作品をつくってるんだな

そんなこんなで深呼吸した四月はじめ。◯
緩む時間は大切 特に都会に住んでると
遊びを持たなくてはね また柔らかくなれるからね

ようやく元気になって新年度
あたらしいクラスになったsmall villageのみんなに
ダンスWSで踊ったり描いたりしてみせたり、
小学生のこどもたちろ本気で遊ぶ日々が始まりました

そんな2014年度一つ目の作品の発表です^^

【出品情報】
2015 5/4(月)〜6(水)
吉原芸術大サービスに今年も参加/出品します
http://yoshiwaraart.iiyudana.net/
*作品内で、自分自身は利用しますが、踊りません。
 美術作品としての存在です。

というわけで
HPに昨年の作品『屋上遊園』をUP!(一年越し…)
http://www.touyamakae.net/pg538.html  
トップやニュースも更新しました!

吉原では『遊び』をテーマに多角的なアプローチを続けています。
この作品もその前の年の『Play』も
私の美術としてのパフォ―マンスの新たな方法の開拓の第一歩にもなっている吉原。


芸術祭のタイトル
一年目は 線の上で踊る 
二年目は 春一番
三年目の今年は ーゲイジュツ・ワッショイー
毎年テーマを汲み取ってるのですが今年はどんな作品になるでしょう^^
今年は完全1対1の体験型作品です。
花園公園受付で予約をして会いにきて下さい。● ♡