2014年8月12日火曜日

継ぐ、続く

しぜんの国の8月のダンスワークショップは“ジャングル”がテーマ。
7月の'海'を渡ってジャングルの島へひと夏の冒険をしています。○


新園舎ができてこの活動が始まってまだ少しだけれど、連携力が各所で発信されてきていて私もさらに熟考し益々わくわく取り組んでいます。


アトリエリスタの先生たちの会議、クラスの先生たちとの会話、意見やリクエスト、こどもたちの反応を受けて微調整。繰り返して練り上げていく。
継続した作業と関係性。続けるからできること。この事象が目には見えない大きなうねりとなってみんなの心身に残っていくかもしれない、すごいことだと思う。重責だとも感じてる。



母がよく言っていた。
「継続は力なり」


自分には才能がないと感じ、踊りを辞めたいと思うときも、この言葉に引き留められた。

続けることの大切さを身をもって知っている。
三歳から始めた踊りを何度も何度も挫折や悩み、迷いを味わいながら続けてきたから今がある。そんな今、得たものを形にして今度は私が継いでいく番だ。



回を重ねてくと徐々にみんながそれぞれにもつ空気感やリズムの違いが見えてくる。
ほんとうにいろんな子がいる。性格も環境も。みんなと触れあいたい。無理して踊らなくても、見てるだけでも、各々がどこかに喜びを見いだせる時間にしたい。
(気になることがあったらお昼を一緒に食べてみたり、声かけてみたり、自由時間に一緒に遊んだり…まだその距離感も試行錯誤中)

できることならひとりひとりとじっくり対話したいけれど、
まずは私の立場でできることをしていかなきゃ。
それは各クラス月一回のワークショップでやれることの最良を尽くして、よい形を生み出すこと。
そして皆の表情や動き、陰りも光る瞬間も、敏感に掬って反映させていくしかない。
(こないだは気になっていた閉ざしがちな子へ意識して声をかけたり触れたりしたら最後は満面の笑みで『来月は何やる?』と言ってくれました。幾度にそんなことがあって、毎回じいんと泣きそうになる…。)








8月のとある日
毎年参加してきた『吉原芸術大サービス』の仲間が、吉原の催しを手伝っているというので、応援しに行ってきました。
(写真は吉原の桜をモチーフにしたわたあめ!枝はクッキーでほんのりピンクでクオリティーが高いっ)


芸術祭にも、毎年参加し続けていたからこその関係性を感じた1日。

歩いていたら「東山ちゃん」とか「かえちゃん」と声をかけてくださったり、握手してくださったり、お茶席に招き入れてくださったり、土地の方が喜んで受け入れて下さっているのを実感…。
その土地について毎年知識を深め、真剣に取り組んでいると、
いつのまにか地域の方々との関係も広がり深まっていた。

こんなに嬉しいことはない。幸せな気持ちになった1日。



続けるとはなんて大きな力だろう。
苦しみもあれど、その先にはこんなにも自らを助け、光の道に導いてくれる力となっている。


だから、これからも
継ぎ、続けていこうと思う。


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