2014年8月15日金曜日

里へ

お盆の里帰り。
迎え火を焚くのは昔から好き。
火の揺らめきに見入っていると一体になってしまうような感覚になる。


今年はイトトンボとギンヤンマの姿できてくれました :-)
なかなか夏のイベントで帰れなかったりするから、
今年はお盆にちゃんとご先祖様にご挨拶できてよかった。

******

今朝は五時に起きて新幹線にのって、京都の木津川市へ。
11月の『木津川アート2014』に出品するので会場のお掃除も兼ねて3度目の訪問。
やっぱり作品をつくる時にはその土地との対話が一番大事。
今回は芸術祭の関係で18日には木の伐採式が行われるので、
切られてしまう木々の木霊の為に踊ります。
晴れるかな。


今日は土地の神様にご挨拶。
御神楽に立ち会い,18日の無事を祈願。
宮守も巫女さんも氏子さんのなかで継承されてる。
今の巫女さんはもう10年もつとめてて、その間一度も欠かさず舞っていると。
(この土地は欠かさず、毎月三回の御神楽を行ってる。)
信心深く、慈悲深い方々の育む、あたたかい土地なのです。

西ノ宮神社という小さな山にある神社が、ここの土地の神様で、
今はこの名前だけど、元々は九頭竜の神社。
龍神が祀られているので、水とか雨の神ですか?と地元の方に聞いてみたら、
昔日照りが続いたとき、山の池で雨乞いをしたら雨が降った、という伝えがあり、祀られてると教えてくれました。
前回、『雨を乞う』の制作中に、同時進行で会場決め&リサーチでここに訪れてたので、その話を聞いたときには本当にびっくり!
木津川という大きな川があるので水の神様が多いけれど、まさか雨乞いのリサーチになるとは…(なので雨を乞うの物語はここの山を想像しながら書いていました)


毎回お泊まりさせてもらうおうちの一人暮らしのおばあちゃんが
変わらずお元気で、再会出来て嬉しくて、思わず握手しちゃった。
お盆だし、里が増えたみたい。○今回もいろんなお話きかせてもらおう♪

昔ながらの村の日本家屋、風抜けてほんとうに気持ちがいい。
稲が大分育って、青々と。秋の気配も少しづつ。
ここは空気が綺麗。いい香り。昔ながらの風景に水路の音が涼を運んでくれます。○


おばあちゃんの畑もとても元気に育ってて嬉しいな。○

いろんな土地が発するそれぞれの声を、こころ静かに聞いて、
作品をつくって発し、通していくのが自分の使命の一つ。

去年は里のアイチ、今年じっくり向き合うのは、この場所です。

0 件のコメント: